【スイス取材紀行】これぞザ・スイス!グリンデルワルド
2017年9月4日
日本人が思い描くザ・スイスな風景、それって結構な確率でグリンデルワルドの風景だったりするそうです。そんな日本人の思い描くスイスの代表的風景グリンデルワルドはこんな感じでした。
まさにスイスなアルプス山脈に牧草の丘
雪をかぶった壮大なアルプス山脈、麓に広がるが牧草の丘、その上に建つ木造の小屋、そんな日本人の思い描くスイスな風景がここグリンデルワルドにあります。おそらく日本人の思い描くスイスの風景ってアニメ「アルプスの少女ハイジ」の影響が大きい気がするんですが、本来ハイジのモデルとなった場所はグリンデルワルドと別のもっと東にある村なんですが、なんでも当時の宮崎駿さんを始めとするスタッフの方が現地でロケハンした結果、グリンデルワルドがとても印象的だったため、アニメの風景の一部として利用したそうです。
グリンデルワルド駅に近くなってくると、こんなスイスらしい風景がどんどん登場してきます。
駅につきて電車を降りるとドーン!右手側にはあの有名なアイガー北壁、左手側にはシュレックホルンやベッターホルンが迎えてくれます。
電車を降りて駅舎を右手に真っ直ぐそのまま進むと、もうメインストリートです。メインストリート沿いにホテルやお土産屋さんがずっと立ち並んでいます。メインストリートはほぼ1本道なので道に迷う事もありません。
写真の左手の建物の中ほどに日本語観光案内所もありますので、必要な場合は色々ここで情報を入手すると便利です。スタッフさんは現地在住の日本人の方ですので、日本語で現地の生の情報が色々聞けたり、各種チケットの手配等も手数料無しでしてくれるので役に立つこと間違いなしです。
ハイキングやアルパイン登山の拠点となる街だけあって、メインストリートにはマムートやモンベル等の日本でもおなじみのアウトドアショップが立ち並んでいます。壁にクライミングウォールを設置しているお店なんかもありました。(当然登攀禁止ですけどね!)お値段はやはり全体的に若干高めか日本と変わらないぐらいです。緊急な場合以外はあまり現地でアウトドア用品を購入するメリットは無いかもしれません。
メインストリートを奥の方へ進んでいくと、お土産屋やレストランの数はさすがに減ってきますが、ポツポツとお洒落な建物が建っているいので飽きません。散策しているだけでも楽しいです。
ちなみに少し面白かったのが、お土産屋の物価を調べながら歩いていたのですが、駅から離れるごとに価格が1フランぐらい下がっていくんです。駅近くのお土産屋で10フランだったマグネット、駅から20分ほど歩いたお土産屋で5フランで購入しました!
メインストリートの途中にはこんな遊具一杯の公園もありましたのでお子さん連れの方にはよさそうです。
周辺をプラプラ散歩してみると、大きなカウベルを付けた牛が放牧されていたりと、目的地も無しに歩いてるいるだけでもとても楽しい村です。1時間もあれば中心部を見てまわれるぐらいの小さな村です。
本来グリンデルワルドといえば、アイガー、メンヒ、ユングフラウといったアルプスを代表する高山や、無数に伸びるハイキングコース、ヨーロッパで一番高い場所にあるユングフラウ鉄道など、数々のレジャーのための拠点の村だと思うのですが、滞在中にすごく感じたことが「この村は滞在を目的にすることができる」という事です。どうい事かといいますと、例えば南の島のリゾートなんかですと、ゆっくりとホテルに滞在して時間を忘れて海辺に寝そべり、気がむいたら海を泳ぐ、そんな楽しみ方があると思うのですが、その山版がまさにグリンデルワルドなんです。そう、ここはまさに山岳リゾート地なんです。
想像してみてください。朝、少し開けた窓から涼しい風が吹きこみ、鳥の声とともに目覚める、目の前には雄大な山々と牧草地。これ、グリンデルワルドで体験できます。実際、今回の旅ではグリンデルワルドの朝がとても気持ちよくて、ついつい午前中の予定をずらしてゆっくりとベランダで過ごしてしまいました。
個人的には後半で訪れたマッターホルンの麓町ツェルマットより、グリンデルワルドのほうが全然好きになりました。ツェルマットはグリンデルワルドよりも大きい町で、ホテルやレストランの数も多くとても賑やかです。その割に近くに山がせまっていて窮屈感を感じます。そこにハンパない観光客の数…。
グリンデルワルドも高いアルプスの高山で囲まれているのですが、牧草地帯が緩衝地となり、とても広々と感じます、また街の規模もほど良く、とてものどかで落ち着いた牧歌的な雰囲気なんです。
グリンデルワルドは久々に僕の中の「将来またいつか訪れたい場所リスト」入り決定です。
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